歯周病治療
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重度の歯周病もご相談ください
歯周病は初期段階では自覚がないため、病気の進行に気づくことなく、気づいた時には歯がグラグラになり、抜歯にまで至る場合があります。また、歯周病は細菌感染症のため、細菌が血液を介して体中をかけめぐることで、全身疾患に影響を与える場合があります。
重度の歯周病まで進行し、抜歯の検討が必要な場合でも、歯周組織再生療法で治療できる場合もありますので、ご検討ください。
当院では、1本の歯に対して、6カ所の歯周ポケットを検査し、進行段階に合わせた治療を提供いたします。
関係する全身疾患の具体例
- 心臓病
- 呼吸器疾患
- 早産など
- 糖尿病
歯周病の進行と治療
初期:痛みや出血がほぼない
進行状況
歯茎に炎症が起きます。
症状はほとんどありませんが、歯みがきの際に出血することがあります。
治療方法
・エアフロー
・ブラッシング指導
軽度:痛みや出血がある
進行状況
歯茎が赤く腫れ、出血することがあります。
炎症が歯を支えている骨に広がり、歯茎が下がり始めます。
治療方法
・エアフロー
・ブラッシング指導
中程度:口臭や膿が気になるように
進行状況
歯周病が進行して骨が溶けはじめ、歯周ポケットが深くなります。
口臭や膿などの症状が出ます。
治療方法
・エアフロー
・ブラッシング指導
・歯周外科治療
重度:歯がグラグラする
進行状況
歯を支えている骨が溶け、歯周ポケットがより深くなります。
歯茎が大きく腫れる、痛くてかめない、歯がグラグラするなど、日常生活に影響がでる場合もあり、放置すると歯が抜け落ちます。
治療方法
・エアフロー
・ブラッシング指導
・歯周外科治療
・歯周組織再生療法
・抜歯
歯周組織再生療法とは
歯周組織再生療法(Periodontal Regeneration)は、歯周病によって失われた歯周組織(歯槽骨・歯根膜・セメント質)を再生させる治療です。
通常の歯周外科(フラップ手術)は炎症の除去が目的ですが、再生療法は組織を元の状態に近づけることが目的です。
歯周病が進行すると歯槽骨・歯根膜・セメント質が破壊されます。歯周組織再生療法では、再生材料や膜を使用してこれらの組織の再生を促します。
歯周組織再生療法(Periodontal Regeneration)は、歯周病によって失われた歯周組織(歯槽骨・歯根膜・セメント質)を再生させる治療です。
通常の歯周外科(フラップ手術)は炎症の除去が目的ですが、再生療法は組織を元の状態に近づけることが目的です。
歯周病が進行すると歯槽骨・歯根膜・セメント質が破壊されます。歯周組織再生療法では、再生材料や膜を使用してこれらの組織の再生を促します。
主な適応症例
- 垂直性骨欠損
- 2〜3壁性骨欠損
- 根分岐部病変(特にⅡ度)
歯周組織再生療法の種類
① エムドゲイン(EMD)
作用
エナメルマトリックスタンパク(EMD)を用いた再生療法です。代表製品はエムドゲイン®ゲル。
発生期の歯の形成環境を再現し、セメント質形成・歯根膜形成・骨形成を促進します。
特徴
・傷の治りが早い
・手技が比較的シンプル
・世界的に使用実績が多い(世界で300万症例)
・骨移植やメンブレンとの併用が可能
適応
・垂直性骨欠損
・根分岐部Ⅱ度・Ⅲ度
② リグロス(FGF-2製剤)
作用
日本で開発された歯周組織再生医薬品です。成分はbFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)で、歯根膜細胞の増殖・血管新生・骨形成を促進します。
特徴
・保険適用
・日本で広く使用
注意事項
・術後に歯肉が腫れる場合があります
③ 骨移植(Bone graft)
概要
骨欠損部に骨補填材料を填入し、再生を促す方法です。自家骨・同種骨・異種骨・人工骨の4種類があります。
よく使われる材料
・自家骨
・他家骨
・牛骨由来骨
・ハイドロキシアパタイト
歯周組織再生療法の基本手順
① 術前準備(歯周基本治療)
歯周ポケットの測定・レントゲン撮影・骨欠損形態の確認・プラークコントロールを行います。
② 局所麻酔
浸潤麻酔を行います。
③ 歯肉切開
歯肉を切開し、フラップを形成します。
④ 不良肉芽組織除去
骨欠損内の肉芽組織・歯石・感染組織を徹底的に除去します。
⑤ ルートプレーニング
歯根表面を清掃し、細菌・セメント質汚染層を除去します。
⑥ 根面の洗浄・乾燥・根面処理剤塗布
生理的食塩水で洗浄し、根面の汚れを確認します。その後、再生しやすい環境を整えるため根面処理材を塗布します。
⑦ 再生材料の填入
治療方法に応じて、エムドゲイン塗布・リグロス填入・骨補填材・メンブレン設置を行います。
⑧ 縫合
歯肉を元の位置に戻して縫合します。
⑨ 術後管理
・抗菌薬の服用
・口腔洗浄剤(ハビットプロ)の使用
・抜糸(2週間〜1ヶ月後)
治療後の経過
骨の再生には約6〜12ヶ月かかります。再生が進むにつれて以下の改善が期待できます。
再生が期待できる変化
・歯周ポケットの減少
・歯の動揺改善
・骨再生
再生療法の成功条件
・良好なプラークコントロール
・垂直性骨欠損であること
・骨欠損が単純な形態
・喫煙していないこと
メリット・デメリット・リスク
メリット
・歯を抜かずに保存できる可能性がある
・失われた骨の回復が期待できる
・歯周ポケットの改善が見込める
デメリット・リスク
・術後に腫れが生じる場合がある
・感染リスクがある
・必ずしも再生が起こるとは限らない
・喫煙により成功率が低下する
歯周形成外科とは
歯周形成外科とは、歯ぐき(歯肉)やその周囲の組織の形や量を整え、見た目の改善や歯の健康を守るために行う外科治療です。
歯ぐきが下がって歯の根が見えてしまったり、歯ぐきの厚みが不足している場合などに行われます。歯周病治療やインプラント治療と併用されることも多い治療法です。
主な治療目的
- 歯ぐきが下がった歯の根を覆う
- 歯ぐきの厚みを増やす
- 歯ぐきのラインを整える
- インプラント周囲の歯肉を安定させる
- 審美性(見た目)を改善する
歯周形成外科の主な種類
① 根面被覆術(こんめんひふくじゅつ)
概要
歯ぐきが下がって露出した歯の根を、歯ぐきで覆う治療です。
主な方法
・歯肉弁歯冠側移動術(CAF)
・結合組織移植術(CTG)
・遊離歯肉移植術(FGG)
適応
・歯ぐきが下がっている
・知覚過敏
・見た目が気になる
手順(例:結合組織移植)
① 歯ぐきを少し剥離する
② 上あごから結合組織を採取
③ 歯の根の上に移植
④ 歯ぐきを元の位置に戻して縫合
② 歯肉増大術
概要
歯ぐきが薄い場合に、歯肉の厚みを増やして安定させる治療です。
主な方法
・遊離歯肉移植(FGG)
・結合組織移植(CTG)
適応
・歯ぐきが薄い
・歯ぐきが下がりやすい
・インプラント周囲の歯肉不足
手順
① 移植部位の歯ぐきを準備
② 上あごから歯肉を採取
③ 移植部位に固定
④ 縫合して治癒を待つ
③ 歯冠長延長術(クラウンレングスニング)
概要
歯ぐきや骨の位置を調整して、歯の見える長さを長くする治療です。
適応
・歯ぐきが多く歯が短く見える
・虫歯が歯ぐきの下にある
・被せ物を作るスペースが不足
手順
① 歯ぐきを切開
② 必要に応じて骨を調整
③ 歯ぐきの位置を整える
④ 縫合
メリット・治療後について
歯周形成外科のメリット
・歯ぐきの退縮を改善できる
・知覚過敏の軽減
・見た目が自然になる
・歯周病の予防
・インプラントの安定性向上
治療後について
術後の症状
軽い腫れ・違和感・一時的な出血などが出ることがありますが、通常は1〜2週間ほどで落ち着きます。
メンテナンス
治療後は歯ぐきの状態を維持するために、定期的なメンテナンスが重要です。